カラマリ・インク
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業務内容
・グラフィックデザイン
・エディトリアルデザイン
・ウェブデザイン/構築
・アプリケーション、UI/UXデザイン
・プロダクトデザイン
デザイナー
・尾中 俊介
・田中 慶二
久門 剛史『らせんの練習』
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発行日|2020年5月18日
仕様|A4変型/クータ・バインディング/各種別丁扉(鏡面紙・透明フィルム・片面クラフト紙・包装紙・トレーシングペーパーなど)/箔押し・オフセット印刷・シルク印刷
頁数|168ページ/カラー
執筆|福島真人(東京大学教授、文化人類学/科学社会学)、ワン・ウェイウェイ(Centre for Heritage, Arts & Textile, Hong Kong学芸員)、都筑正敏(豊田市美術館学芸員)
デザイン|尾中俊介(Calamari Inc.)
撮影|来田猛
印刷・製本|株式会社八紘美術
発売元|torch press
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torch press
https://www.torchpress.net/product/1812/
NADiff Online
http://www.nadiff-online.com/?pid=151284125
久門は、身の回りの現象や特定の場所がもつ記憶、歴史的事象を採取し、それらを音や光、立体などの断片を用いて観る者の身体感覚を静かに、強く揺さぶる空間を創り出します。私たちの知覚を研ぎ澄ますように促し、モノに潜在する「永遠性」と「唯一性」についてメタフォリカルに問いかける作品は、国内外で高く評価されています。本展で久門は、豊田市美術館の4つの展示室からなる延べ約1,000㎡の個性的な空間を使い、それぞれの場に呼応する新作インスタレーションを展開しています。
初の作品集となるこの展覧会図録では、来田猛がインスタレーションを撮り下ろした写真によって全編構成。いわゆる展覧会の記録写真とは一線を画し、各部屋の雰囲気や気配までもが丁寧にとらえられています。本書では、展示室の部屋ごとに扉で区切り、そこでは使う紙や印刷までも、作品テーマや空間に呼応させています。「できるだけ作品を見る人々に空白を渡したい」と久門が記すように、シンプルな構成ながらも、マテリアルによる質感の変化や、ページをめくる動きまで、細かな造作にもこだわったビジュアルブックとして、尾中俊介(Calamari Inc.)がまとめ上げました。社会が混沌としている状況の中でも、物事を美しいと思える態度を揺るぎなく示し続けてきた久門剛史の芸術世界をぜひ体験してみてください。(torch press HPより抜粋)