Calamari Inc.

カラマリ・インク
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業務内容
・グラフィックデザイン
・エディトリアルデザイン
・ウェブデザイン/構築
・アプリケーション、UI/UXデザイン
・プロダクトデザイン

デザイナー
・尾中 俊介
・田中 慶二

O滞|梅田哲也

発行日|2021年10月
仕様|148 x 210mm/並製本+ビニールカバー/箔押し・オフセット印刷
頁数|392頁
写真|天野祐子
執筆|梅田哲也、正路 佐知子(福岡市美術館)
デザイン・編集|尾中俊介(Calamari Inc.)
編集|田中有紀、田島怜子(NPO法人 BEPPU PROJECT)、松本知己(T&M Projects)
特別協力|オオタファインアーツ
発行|特定非営利活動法人 BEPPU PROJECT
制作・発売|T&M Projects
印刷|株式会社八紘美術

BEPPU PROJECT
https://www.selectbeppu.com/items/55116624
T&M Projects
https://www.tandmprojects.com/collections/t-m/products/zerotai

『O滞』は、大分県別府市で開催された芸術祭「in BEPPU」で展開された、梅田哲也による地図と音声を手掛かりに数カ所を巡る回遊型の作品である。音楽、美術、舞台芸術など、複数の分野を横断しながら活躍している梅田哲也は、これまでも『O才』や『O階』といった作品を発表してきた。『O滞』では、回遊型の作品展開とともに、映画『O滞』も劇場公開され、作品体験として重層的な試みがなされている。普段は人が立ち入らないような場所、認識していないような場所を舞台に、訪れる者たちが捉える世界がここではないどこかへと接続されていくような体験をしていく。

本書は、カタログや記録集ではなく、回遊や映画上映に続く『O滞』の連作であり、梅田は〈作品の一片が物質ごと流通するメディア〉として本書を制作した。尾中俊介(Calamari Inc.) とのコラボレーションによる全392頁、日英両面開きの回文構造。梅田による初めての長文エッセイ、映画台本のほかに、正路 佐知子 (福岡市美術館学芸員) による寄稿。そして本書を最大に特徴づける要素として、写真家・天野祐子が『O滞』を通じて別府を切り取った写真が、全編にわたり展開している。別府の展覧会を体験する人にとっては、作品体験がより重層的なものとなり、展覧会に訪れていない人であっても、本書を通して梅田作品の奥深さに触れることができるだろう。